港区にある御成門中学校にて、恒例の田淵道場大会が開かれた。今年で20回という節目の大会。招待をふくめ120?130名ほどの選手がしのぎを削った。20年の間に多くの世界チャンピオンを排出している、東京の名門道場である。日頃より親交の深いエジプトのシンシ先生の門下生の方たちやフランス、フィージーなど国際色も豊かな賑やかな大会になった。偶然だが東京国際女子マラソンと重なり、学校すぐそばの沿道は応援の人たちでいっぱい。試合の合間に見に行く選手もいたようだ。大会には我が道場からも多くの選手が出場した。昨年は何とか総合第二位を取らせていただいたが、今年は残念ながら入賞はならなかった。この大会で入賞するのは、かなりの実力と精神の集中が求められる。相打ちなども1回で両者失格という、厳しい判定である。ちょっとでも気を抜けば、どんなつわものも足を掬われる。門下生では幼年で村松匡人、小学生で梅村孝太郎が入賞をはたした。今年は麻布道場の長島先生が見事、護心館の牙城を守り総合優勝をはたした。20年と言ってしまえば、「もう」と思う人、「まだ」20年と思う人さまざまだと思う。私は護心館の門をたたき、まだ15年である。アッと言う間の出来事でもあり、深くて重い15年でもある。ひとつ思うことは、その間に出会いと分かれ、そして再会があり多くのことを学んだ。スポーツチャンバラは武道とかスポーツとかを越えて、わたしには大切なものになっている。門下生の顔ぶれも随分変わったが、知り合った仲間たちとはスポーツチャンバラを離れても長く付き合いたいと思っている自分である。田淵先生、20周年おめでとうございます。そしてこれからも、ご指導よろしくお願いいたします。
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